乳腺外来のご案内

乳がん検診から手術・治療まで
一貫体制で行っています

 
 乳がん検診を受けてみたい、あるいは乳腺の異常に気づかれた方、検診で要精査の方は、純幸会の乳腺外来にお越し下さい。当法人は両院ともNPO法人マンモグラフィ検診施設画像評価認定施設です。マンモグラフィの撮影は同委員会認定の放射線技師を含む女性技師が行っています。現在、豊中市の乳がん検診指定施設に指定され、豊中にお住まいの30歳以上の女性を対象にした乳がん検診も行っています。


診察の流れ


@問診

 乳腺疾患は今までの既往歴、家族暦、また生活スタイル、月経状況などが大きな参考所見となりますので、ご協力下さい。



Aマンモグラフィ撮影
 初回受診の方にはマンモグラフィ撮影をお願いしています。当院では女性技師が撮影を担当しています。
 撮影時、乳房を圧迫しますので痛みを伴いますが、早期乳がんの発見に欠かせない検査ですのでご協力下さい。
 なお妊娠、またはその可能性のある方、胸部に外傷等のある方、その他乳房撮影に疑問のある方は必ず看護師、技師までお申し付け下さい。









B超音波検査
 視診・触診・マンモグラフィの読影と共に医師が診察し、必要に応じて超音波検査を施行します。当院ではしこりの硬さを画像化する世界初の技術「エラストグラフィ」を採用した超音波装置「EUB-8500」を導入しています。
 この時点で異常所見がなければ診察は終了となります。異常所見があれば穿刺吸引細胞診などを施行し、翌週に結果説明の予約を入れさせていただきます。










Cマンモトーム生検

 穿刺吸引細胞診で診断がつかない症例に対してはマンモトーム生検を行います。マンモグラフィ(ステレオガイド下マンモトーム生検)や、超音波(エコーガイド下マンモトーム生検)を見ながら、疑わしい部分に針(マンモトーム針)を刺して組織の一部を吸引採取し、顕微鏡で調べる検査です。切開(外科的)生検より傷が小さく、確実な病理組織診断が行えるのが特徴です。外来にて日帰りで行うことができます。






治療について

 乳がんの治療には主に、@手術A化学療法(抗がん剤治療)Bホルモン治療C放射線治療とがあります。一部、免疫療法、また集束超音波手術などを行っている医療機関もあります。


■手術による治療
・乳房切除術
 乳房は切除しますが、両胸筋を残す胸筋温存乳房切除術や、全乳房切除術などがあります、
・乳房温存術
 温存術の中でも最も切除する範囲が広い乳房扇状部分切除術や、しこりとその周辺を部分的に切除する乳房円状部分切除術、しこりだけを取る腫癌摘出術などがあります。


■当院の乳腺手術件数
手術の種類 2009年 2010年
センチネルリンパ節生検 17
乳房切除術 13
乳房温存術 乳腺部分切除術
乳房再建術
良性腫瘍摘出術
陥没乳頭形成術  
マンモトーム生検 エコーガイド下
ステレオガイド下  
                           (2010年12月現在)


豊中渡辺病院乳腺外来


診察時間 月  金  土 
午前9〜12時  −  −  −
午後6〜8時  −  −  −  −  −  −

東豊中渡辺病院乳腺外来


診察時間 月  金  土 
午前9〜12時
午後2〜4時  ◎  −  −


 受付時間 午前8時〜12時 午後1時〜4時
 火曜午後診は予約制です。
 木曜午前診の診察は午前9時30分からです。


お問い合わせ


豊中渡辺病院
電話 06−6864−2301


東豊中渡辺病院
電話 06−6849−2121












マンモグラフィ検診施設画像評価認定施設とは

 マンモグラフィの精度管理について検討し、運営管理をすることを目的に設立されたNPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会が、マンモグラフィ検診の質を評価し、合格した施設に認定証を与える制度です。当院は平成16年10月に認定証を取得。マンモグラフィ検診の質の高さが第三者によって認められました。